Introduction
Ver. 2007 2010
ワードの箇条書き機能と段落番号機能の使い方です。両方とも使用する機会が多いので、的確にスムーズに設定したいですね。
このような箇条書きの文章に
「●」や「□」などの行頭記号をつけたり、
数字の段落番号をつける機能です。
付けるだけなら簡単なのですが、細かく調整することになると少し難しい機能です。

自動で付くのは嬉しいにゃー
箇条書き機能の使い方
では、早速行頭記号を付けてみましょう。
付けたい場所をしっかり選択して、
[ホーム]タブの[箇条書き]をクリックすると前回使用した行頭記号が付きます。
右の「▼」を押すと自分で行頭記号を選ぶことができます。
簡単に付けることができますね。
この行頭記号。変わった記号や図形をつけることもできます。
先ほどの行頭記号を選ぶ画面で一番下の[新しい行頭文字の定義]をクリックします。
実は、この箇条書き機能はかなり細かい設定が可能なのです。
出てくる画面がこちら。
すべてを覚えようとするよりは、赤い四角で囲んだ場所を試してください。
行頭記号の種類を他の特殊な記号から選んだり、
きれいな図形から選ぶことができますよ。
図形の場合はカラー印刷する予定のもの以外は使用しない方がよいでしょう。白黒印刷だと見づらくなることもありますから。
箇条書き機能の特徴
行頭記号は単に「●」などの文字が打ち込まれるのではありません。
ちゃんと独自の機能が働きます。
機能を使用した後に行頭記号をクリックするとグレーに色が変わります。
これは、その場所がフィールド表示されているということなのですが、簡単に言いますと「ワードの自動機能を使用していますよ」ということです。
また、各段落の最後にカーソルを置いて「Enter」キーで改行すると同じ箇条書き設定が継続されます。
さらに、後から一度に記号を変更できることも良い点ですね。
この箇条書き機能、行の頭に「●」、「・」、「□」など記号を打ち込んだ後に「Space」キーを押すと自動で設定されます。
※バージョン2003までは、記号の後に文字を打ち込んで「Enter」を押しただけで自動で働きました。
上の画像は「□」と打ち込んで「Space」キーを押したところです。
直後であれば、右に出てくる[オートコレクトのオプション](稲妻マーク)をクリックするとキャンセルもできます。
行頭記号の種類の変更、消し方
1度設定した行頭記号の変更や消し方は簡単です。
設定した場所を選択して、消す場合は設定したときの[箇条書き]を押すだけですし、変更も▼を押して選びなおすだけです。
行頭記号と文章の間隔を変更する方法
ただ、記号を付けるだけなら簡単な箇条書き機能なのですが、間隔を変更しようとすると他の機能の知識が必要になります。
ルーラーの表示
まず、説明のためにはルーラーを表示する必要があります。。
ルーラーとは定規のこと。画面上に表示される水平ルーラーを使用します。
※表示の方法はWord(ワード)でのルーラの表示/非表示を確認してください。
スタート位置を後ろにする方法
箇条書き設定した場所にカーソルがある状態でルーラーを見ると、
赤丸で囲んだ部分のように、インデントが設定されているのが分かります。
通常は、 このように全てが縦に揃っています。
インデントとは文字を揃える機能。
箇条書き機能を使うと同時にインデント機能が設定されます。
このインデントを的確に動かせば自由に文字の頭を変更できます。
※必ず、動かしたい段落すべてを選択してから操作しましょう。
結論だけ言うと、上の画像の場所の部品を左右に動かすと間隔を変更できます。
しかし、できればしっかりインデント機能を理解したうえで動かして欲しいと思います。
理由は、インデントはワードの中でも特に大切な機能で多くの場所で活用できるからです。
インデント機能をしっかりマスターしたい方はWord(ワード)のインデント機能の使い方をご覧ください。
とにかく早く最初の位置だけ動かしたい方は、
[インデントを増やす][インデントを減らす]ボタンでも2文字ずつ移動できますよ。
段落番号の使い方
段落番号を付けてみましょう。
付けたい場所をしっかり選択して、
[ホーム]タブの[段落番号]をクリックすると前回使用した段落番号が付きます。
右の「▼」を押すと自分で段落番号の形式を選ぶことができます。
最初に出てくる一覧以外の番号も用意されています。
[新しい番号書式の定義]をクリックします。
図の場所をクリックすると「壱、弐、参」や「イ、ロ、ハ」なども選べますよ。
また、すぐ下の[番号書式]の場所に文字を追加するとオリジナルも作成できます。下のプレビュー画面で確認しながら設定してみましょう。
番号の振り直し
段落番号を使用していると、最初の番号を変更するなど番号を新たに振り直したいときがあります。
では、「1」から降られている番号を「3」からに変更してみましょう。
付けたい場所をしっかり選択して、
[段落番号]右の「▼」を押して、
出てきた画面の[番号の設定]をクリック。
[開始番号]に始めたい番号を入力します。今回は「3」にします。
変更完了です。
この段落番号機能、行の頭に「1、」、「(1)」、「①」などの後に何か文字を打ち込んでから「Enter」を押すと自動で働きます。
上の画像は「1、月曜日」と打ち込んで「Enter」キーを押したところです。「2、」が自動的に出てきました。
まとめ
以上のように、とても便利な箇条書きと段落番号なのですが、場合によっては邪魔になる時もあります。
特に、箇条書き機能を使用するつもりが無いのに「1、〇〇〇」と打ち込んで「Enter」を押すと勝手に・・・という感じ。
この自動設定はオフにしておく方が都合が良い場合が多いかもしれません。
オフにしたい方はWord(ワード)の箇条書き、段落番号の自動設定を解除する方法をご覧ください。

よく使う機能だから細かい所まで理解したいにゃ