Introduction
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コンピュータで作業していると気になるフォント。特にプレゼンなどの資料作成をしているとこだわる方もいらっしゃるのでは。
最近は「MS UI Gothic」「Meiryo UI」「Yu Gothic UI」あたりをよく見かけます。
フォントの種類は最初から準備されているのですが、その中でもWindowsに搭載されている「UI」が付いているフォントの意味を簡単に説明します。
いろんなフォントがあるにゃ
UIフォントとは
UIフォントのUIは、「User Interface」の略です。
その「User Interface」とは、コンピュータの使用者が直接操作する部分のこと。
コンピュータで直接操作する部分といえば、ウィンドウのサイズ変更やアプリの各種ボタンが多いですね。ファイルやフォルダを開く操作も然り。
それらWindowsの設定画面やファイル名やフォルダ名など基本的な部分で使用されているのが「UIフォント」です。
例えば下のような設定画面。
※Windows10の[設定] → [通知とアクション]の画面です。
こんな場所で使用されているのがUIフォントということです。
この設定画面の右上に表示されている「通知とアクション」という文字列に注目。
この文字列をWordを開いて入力後、フォントの種類をいくつか変更して比べたのが下の画像です。
最初の「游明朝」が、最近のWordの標準フォントです。
その下の「游ゴシック」はExcelの標準フォント。
次の3つ「MS UI Gothic」「Meiryo UI」「Yu Gothic UI」がUIフォント。
最後の2つは有名なものとして「MS ゴシック」「メイリオ」にしてみました。
これら文字と先ほどの設定画面での文字
を比べると・・・。
どうやら「Yu Gothic UI」が使用されていそうですね。似ています。
「UI」が付くフォントはWindosのシステム画面で使用されているフォント
ということです。
UIフォントの特徴
では、そのシステムで使用されているフォントにはどのような特徴があるのでしょうか。
これは、「フォントの幅が狭い」の一言で済みます。
タスクバーに表示されるプログラム名にしても、一つ一つのファイル名でもフォルダ名でも、なるべく狭い幅で多くの文字を表示できた方が助かります。
ということで通常のフォントよりも横幅が狭くできています。
先ほどの一覧を見ても、UIフォンだけ横幅が狭いことが確認できます。
どのような時に便利かというと、Excelの項目名などです。
データに数値を入力するだけの見出しはなるべく短くしたいものです。
とはいっても、あまり言葉を省略しても分かりづらくなってしまい・・・。
例えば下の「コミュニケーション英語Ⅰ」という見出し。
初期設定の「游ゴシック」から「Meiryo UI」に変更したのが下の画像です。
かなり列幅を短くできますね。
このように、狭い幅で多くの文字列を表示したい時に「UIフォント」は活躍します。
まとめ
へた字のフォントを仕事で使うような勇者になりたいにゃ