Introduction
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指定した範囲の中で、指定した行番号と列番号が交差したセル内容を取り出すINDEX関数の使い方です。他の関数と組み合わせて使用されることも多い関数です。
INDEX関数・・・指定した範囲からセルの値を取り出す。
=INDEX(配列,行番号,[列番号])
- 配列・・・セル範囲、または配列定数を指定(範囲が1行もしくは1列の場合、それぞれ行番号、列番号を省略できる)
- 行番号・・・配列の中にあり、値を返す行を数値で指定
- 列番号・・・配列の中にあり、値を返す列を数値で指定[省略可能]
行列が交差したセルを取り出すにゃ
INDEX関数の使い方
今回は下の表で説明します。
下の「教室番号」と「階数」に数字を入力すると、右の「教室名」に行列が対応した教室名が表示されるようにしてみます。
「教室名」を表示させたい「E9」を選択して、[関数の挿入]ボタンをクリック。
[関数の挿入]画面では、[関数の分類]を[検索/行列]にするか、[すべて表示]に切り替えて「INDEX関数」を選びます。
INDEX関数の引数入力画面は2つから選ぶことができます。
今回は使用する機会の多い、[配列,行番号,列番号]を紹介します。
上の[配列,行番号,列番号]が選ばれている状態で[OK]をクリック。
INDEX関数・・・指定した範囲からセルの値を取り出す。
=INDEX(配列,行番号,[列番号])
- 配列・・・セル範囲、または配列定数を指定(範囲が1行もしくは1列の場合、それぞれ行番号、列番号を省略できる)
- 行番号・・・配列の中にあり、値を返す行を数値で指定
- 列番号・・・配列の中にあり、値を返す列を数値で指定[省略可能]
[配列]の場所には、検索したいデータ全体「B3:E6」を選択します。
[行番号]と[列番号]の場所には、後で数字を入力する予定のセル「B9」「C9」を選択。
[OK]をクリックすれば、出来上がりです。
=INDEX(B3:E6,B9,C9)
あれ?エラーが表示されました。
これは、参照する「教室番号」と「階数」のセル「B9」「C9」にデータが入力されていないから。
何か数字を入力すれば、ちゃんと結果が表示されます。
引数で選択した「B3:E6」の範囲で、3行目と2行目が交差する場所は、確かに「技術室」ですね。
まとめ
今回の例では、指定した数値から一致するものを表示してみました。しかし、このような使い方よりも、他の関数の中で、セルの位置を知るために使用される機会が多いです。
具体的な関数としては、「MATCH関数」や「CHOOSE関数」と組み合わせる事が多いのでは。
セル参照を行列の位置で探したい場合に頭に浮かべたい関数です。
MATCH関数と組み合わせた例を紹介しておきます。
他の関数と組み合わせて使われる場合が多いにゃ