Excel(エクセル)のリンク貼り付け、リンクを設定した数式の説明|別シートや別ブック(ファイル)と連動させる

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Introduction

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エクセルでは、それぞれのセルにリンクを貼ることができます。

同じワークシートだけではなく、別のワークシートや別のブック(ファイル)にもリンクは貼れます。

シートやブックからリンクした場合は、数式も長くなるので、その仕組みも理解しておきたいですね。

 

リンクされた数式の説明にゃ

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リンクした時の数式の説明

同じワークシート内、別のワークシート、別のブック。それぞれリンクした時の数式は異なります。一覧で見てみましょう。

※大事な箇所は色を変えています

リンク元の場所数式
同じシート内=セル番地=D2
別のシート=シート名!セル番地=Sheet1!D2
別のブック(リンク元を開いている場合)

=[ブック名.xls]シート名!セル番地

 

(リンク元を閉じている場合)

=ファイルまでのパス[ブック名.xls]シート名!セル番地

=[三毛猫商店.xls]Sheet1!$D$2

 

=C:\Users\prau\Desktop\[三毛猫商店.xls]Sheet1!$D$2

 

それぞれを確認してみましょう。

同じシート内の場合

同じワークシート内でのリンクは単純です。

例えば、「G2」に左の「売上」を参照するリンクを貼りたい場合は、

「=」を自分で入力して、

参照する場所をクリックすれば、セル番地が入力されます。そのまま「Enter」を押すだけ。

簡単にリンクが貼れます。

ちなみに、フィルハンドルを引っ張れば

普通にオートフィル機能でのコピーも使用できます。

リンクが貼られると、元のデータが変更されると自動で結果が反映されます。

下の2か所のデータを、それぞれ「200」と「2000」に入力し直すと、

ちゃんと結果が反映されます。

注意したいのは、計算式がコピーされたのではなく、計算の結果がコピーされているということですね。

別のシートの場合

では、「Sheet1」の表の一部を、別のシート「Sheet2」にリンクしてみましょう。

操作は難しくありません。参照先の「Sheet2」に移動して、リンクを貼りたいセルをクリックして自分で「=」を入力します。

そのまま参照元のセルをクリックすればOK。

ポイントは青丸の番号を振った場所。

① 数式入力中に他のワークシートに移動すると、複数のワークシートが選択される。

② 別のワークシートを参照すると、「=シート名!セル番地」となる。

それぞれ画像で確認してください。

「Enter」で確定すればリンク完成です。

別のブックの場合

別のブック(ファイル)にリンクを貼ることもできます。

下の2つのファイルを使用して説明します。

「三毛猫商店」ブックを開き、「数量」の場所を、

「白猫デパート」ブックの「売上個数」の場所とリンクさせます。

まず、「三毛猫商店」ブックのリンクしたい場所に「=」を入力します。

つづいて「白猫デパート」ブックを開き、リンクしたいセルをクリック

「Enter」を押せばリンク完了です。赤枠の場所に注目です。

他のファイルとリンクした場合は、数式は

=[ブック名.xls]シート名!セル番地

となります。今回の場合は

=[白猫デパート.xlsx]Sheet1!$C$6

見比べてみると分かり易いですね。

  • ファイル名は[]で囲まれる
  • シート名とセル番地の間は「!」で区切る
  • セル番地は絶対参照になる

この3つがポイントです。

 

そして、この別ファイルの数式ですが、参照元を開いていない場合はさらに長くなります

=’ファイルまでのパス[ブック名.xls]シート名’!セル番地

=‘C:\Users\ユーザー名\Desktop\A\[白猫デパート.xlsx]Sheet1!$C$6

赤くした箇所が新しく追加された部分。

ファイルを閉じているので、そのファイルがどこに保存してあるか、場所が分かるようになるのですね。

この数式は、参照元のファイルが開いているときと、閉じているときと、自動で切り替わります

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表全体をリンク貼り付けする方法

下に2つのブックがあります。

「三毛猫商店」の表の下に、

白猫デパートの表の赤枠部分をリンク貼り付けしてみます。

まず、コピー元を選択して、

コピーします。

貼り付け先を選択して、

[貼り付け]の場所をクリックします。

表示された一覧から[リンク貼り付け]をクリック

これでリンク貼り付けは完了です。しかし、残念ながら色などの書式は全て削除されます

書式も必要であれば、リンク貼り付けの直後に[貼り付け]の一覧から[形式を選択して貼り付け]を選び、

[書式]にチェックを入れて[OK]

これで書式も上から貼り付けられます。

※リンク貼り付けの後に他の作業などした場合は、コピーした書式情報が失われてしまうので、もう一度元の表をコピーしてから[形式を選択して貼り付け] → [書式]をする必要があります。

 

少し気になるのが、表の左上と右下の角。元は空白の場所だった箇所に、両方とも「0」が表示されています。

その場所だけ「Delete」キーで数式を削除してまえばよいのですが、「0」を表示しない別の方法もあります。

興味のある方は、下のリンク先をご覧ください。

Excel(エクセル)で「0」ゼロを表示しないように(非表示に)する4つの方法
Excel(エクセル)で「0」ゼロを表示しないようにする方法です。表示形式を利用します。

まとめ

リンク元のデータが変更された場合は、即座に反映されます。

別のブックからリンクした場合も、両方のファイルを開いている場合は即座に反映されます。

また、同時に開いていない場合も、リンク先を開いた時に、リンク元のデータをチェックして自動で最新のデータに反映されるので安心ですよ。

 

数式に「!」や「[]」が出てき場合は他のシートやブックを参照しているんだにゃ