Introduction
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Excel(エクセル)では、複数のワークシートで同じ位置を参照する「3D参照」という機能が存在します。
イメージとしては、下の図のような感じです。同じ形の表を上から順に串で刺すように集計していきます。
この3D参照で使用できる関数についてまとめてみました。
全ての関数が使えるわけではないんだにゃ
使用できる関数の一覧
さっそく一覧をまとめます。
関数名 | 簡単な説明 |
SUM | 合計を求める |
AVERAGE | 平均を求める(文字列は対象とならない) |
AVERAGEA | 平均を求める(文字列を0として扱う) |
COUNT | 個数を数える(文字列、論理式、空白は抜かす) |
COUNTA | 個数を数える(空白のみ抜かす) |
MAX | 最大値を求める(文字列は対象とならない) |
MAXA | 最大値を求める (文字列を0として扱う) |
MIN | 最小値を求める(文字列は対象とならない) |
MINA | 最大値を求める (文字列を0として扱う) |
PRODUCT | 積を求める |
STDEV | 標準偏差を求める(母集団全体から求める) |
STDEVA | 標準偏差を求める(文字列を0として扱う) |
STDEVP | 標準偏差を求める(母集団を標本として求める) |
STDEVPA | 標準偏差を求める(文字列を0として扱う) |
VAR | 分散を求める(母集団全体から求める) |
VARA | 分散を求める(文字列を0として扱う) |
VARP | 分散を求める(母集団を標本として求める) |
VARPA | 分散を求める(文字列を0として扱う) |
文字列を扱うか、扱わないかで関数の種類が増えてしまい見難いですね。
また、STDEV関数やVAR関数は、Excel2010から関数の種類が増えていることにも注意が必要です。
(例)STDEV → STDEV.P STDEV.S
似た関数は抜かしてもう一度一覧にしてみます。
関数名 | 簡単な説明 |
SUM | 合計を求める |
AVERAGE | 平均を求める |
COUNT | 個数を数える |
MAX | 最大値を求める |
MIN | 最小値を求める |
PRODUCT | 積を求める |
STDEV | 標準偏差を求める |
VAR | 分散を求める |
すっきりしました。こうしてみると多くはありませんね。
まとめ
3D参照は、アンケート結果など、最初から集計作業が必要で、同じ形の表を使用すると分かっている場合にはとても便利な機能です。
実際の使用法は、SUM関数を使用した例が下のリンク先にありますので是非ご覧ください。
Excel(エクセル)で複数シートを串刺し集計(3D集計)する方法
Excel(エクセル)で複数のシートを集計する方法です。アンケートの集計などで役立ちます。
シートを立体的に把握するから3D参照にゃ