Excel(エクセル)で計算結果がおかしい!?合計や平均が合わない時に確認したいこと

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Introduction

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エクセルをいつも通り使っていたら、なんか計算結果がおかしい!?

そんな時に確認したいことです。

その数字は、もしかしたら文字列として入力されているかもしれませんよ。

 

気付かないでいると怖い話だにゃ

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計算がおかしい時に確認したいこと

数字が文字列になっている

最初に確認したいのが、計算に使用しているセルに文字列として数字が保存されている箇所が無いか確認することです。

下の画像をご覧ください。

「A列」には「10」、「B列」には「15」が入力されています。

「B列」の「15」はそれぞれ違う状態で入力されています。

最初のセルは、単純に数値の「15」が入力されています。

次のセルは「15」と入力した後、表示形式を文字列に変更しています。
※操作は、[数値の書式]から[文字列]を選びました。

3番目のデータは「15」の前にアポストロフィー「’」を入力して文字列扱いにしています。

最後のセルは、データを入力する前に表示形式を文字列に変更してから「15」を入力しました。

一番上以外は手順は違いますが、文字列扱いになっているので、セルの左側にデータが寄っていますね。

では、この「A列」と「B列」の足し算を隣のセルに算出してみます。

計算式は「=A2+B2」です。

答えは「10+15=25」になります。

何の問題もありません。

下にオートフィル機能を使用してコピーします。

すべて「25」と表示されました。

ちゃんと正しい結果になっています。

次に、右隣に今度はSUM関数を使用して合計を算出してみます。

式は =SUM(A2:B2) です。

「10」と「15」の合計になるので結果は「25」。

先ほどと同じ答えで問題はありません。

では、これもオートフィル機能を使用して下にコピーしてみると・・・。

あれ?下の2つの答えがおかしくなっています。

ここでポイントです。

Excelは文字列として入力された数字は、足し算引き算のような単純な四則演算は対応してくれるが、関数を使用した数式などでは正常に扱ってくれない。

厳密に言うと、今回の例のように後から表示形式で文字列にした場合は計算してくれるのですが、先に文字列に設定したか後に設定したかをいちいち気にするのも面倒です。

文字列扱いの数字は関数には使用しない

と決めてしまうのが良いでしょう。

ついでに、さらに右側にAVERAGE関数を使用して平均を算出してみました。

「10」と「15」の平均で「12.5」になるはずが、最後の2つは「10」が表示されています。

やっぱりおかしな結果になっていますね。

文字列になっているセルがあったら、[数値の書式]ボタンを押して、

一覧の一番上[標準]を選んで表示形式を最初の状態に戻しましょう。

計算結果が正しく表示されたか確認してください。

手動計算になっている

通常、Excelは計算式を入れると自動で計算結果を表示するのですが、その計算を自動ではなく手動に変更することができます。

もしかしたら、その設定になってしまっているかもしれません。

確認するには、左上の[ファイル] → [オプション]をクリック。

左側で[数式]を選び、すぐ右側の[計算方法の設定]が[手動]になっていたら[自動]に変更しましょう。

ちなみに[手動]の状態でも[F9]キーを押すと再計算してくれます。

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まとめ

他にも計算が合わない理由としては、以下のようなものがあります。

  • 単純に計算式が間違えている
  • 計算範囲の指定を間違えている
  • 見えていないだけで小数点以下の数値が存在している
  • 計算式をコピーした時にセル参照がずれている
  • 非表示にした列やフィルター結果で見えていない数値を計算している

ほとんどがケアレスミスなのですが、最後の非表示にした場所が計算式に含まれていないかは見落としがちなので注意してください。

 

大切な資料の計算結果がおかしかったら大変だにゃ