Introduction
Ver. 2024
2024年10月にExcelのバージョン2024が発売されました。
買い切り永続版でオフラインでも使用できます。
Amazonさんでは18,718円で販売されています。
※2024年11月6日現在
追加された新機能は、マイクロソフトさんのこちらのページで詳しく紹介されています。
その一つ一つを、事務などで一般的に使用するか簡単に感想を述べてみます。
個人的嬉しさを「★~★★★」で表してみました。
個人的な感想ですので、職種によってはその必要性は大きく異なることをご承知ください。
「あまり使わないんじゃないかな・・・」という機能が、ある人にとっては「最高の機能が追加された!」となることも大いにありえます。
追加機能一覧紹介だと思って、参考程度に読んで欲しいにゃ
Excel2024の新機能
新しい既定の Office テーマ
新しい「テーマ」が追加されたようです。
「テーマ」とはあらかじめ色や文字などの外観が統一されたセットのことです。
この種類が増えたようですが、普段からExcelでテーマを使用している方は少ないのでは・・・。
見た目が大切なパワーポイントでのスライド作成では便利かもしれませんね。
個人的嬉しさ・・・★
アクセシビリティ ツールの強化
アクセシビリティとは、能力や条件によらない、幅広い人々にとっての利用しやすさのこと。
[校閲]タブ → [アクセシビリティチェック]を選ぶと一覧が確認できます。
こちらがパワーアップしたようですが、普段使っているかというと・・・。
ちなみに、一番上の「アクセシビリティ チェック」は、色の使い方がイマイチな場所を指摘してくれたりするので使ったことのない方は試してみてください。
個人的嬉しさ・・・★
モバイル デバイスから画像を挿入する
スマホ内の画像を使用する際の手順が面倒だったのが、Android版で簡単に画像を直接挿入できるようになりました。
普段スマホのOfficeを使用する方で画像を多用する方にとってはかなり便利になったのかもしれません。
スマホでOfficeを使用することがないため、私にとっては微妙です。
個人的嬉しさ・・・★
OpenDocument Format (ODF) 1.4 のサポート
「OpenDocument Format」とは会社を選ばず、どのOfficeアプリでも開けるようにしたフォーマット。
互換性のOfficeを使用している方にとっては朗報です。
また、Excel以外のアプリを使用している取引相手にファイルを送る際にも重宝します。
保存時の拡張子は「.ods」です。
個人的には最近はExcel互換アプリと関わることがないため・・・。
嬉しさ・・・★
動的配列を使用した動的グラフ
スピルされたデータからでもグラフが作成できます。
配列が変化すると、それに合わせてグラフも変更されますし、配列の計算結果が変わるとグラフに反映されます。
動的配列に関しては下のリンク先をご覧ください。
動的配列は便利なのでこれは嬉しいですね。
嬉しさ・・・★★
テキスト関数と配列関数
文字列操作と配列に関する関数が14個追加されました。
追加された関数
文字列操作
- TEXTBEFORE・・・指定した区切り文字の前の文字を返す
- TEXTAFTER・・・指定した区切り文字の後ろの文字を返す
- TEXTSPLIT・・・区切り文字を使用してテキストを行または列に分割する
配列の結合
- VSTACK・・・配列を垂直に積み重ねる
- HSTACK・・・配列を水平に積み重ねる
配列の整形
- TOROW・・・配列を1行として返す
- TOCOL・・・配列を1つの列として返す
- WRAPROWS・・・行配列を2D配列に変更する
- WRAPCOLS・・・列配列を2D配列に変更する
配列のサイズ変更
- TAKE・・・配列の先頭または末尾から行または列を返す
- DROP・・・配列の先頭または末尾から行または列を削除する
- CHOOSEROWS・・・配列から指定された行を返す
- CHOOSECOLS・・・配列から指定された列を返す
- EXPAND・・・配列を指定された次元に拡張する
便利な関数の追加は素直にうれしいですね。
文字列操作や配列操作を業務で多用する方は嬉しさ倍増のはず。
嬉しさ・・・★★
新しい IMAGE 関数
IMAGE関数を使用して、セル内に画像を配置することができるようになりました。
Webからの画像を入れることもできます。
セル内に画像を必要としたことがないため・・・
嬉しさ・・・★
ブックの高速化
「ブックの速度と安定性が向上し、独立した計算で複数のブックを同時に開いたときに発生する遅延とハングアップを減らしました。」とあります。
安定性が増すのはよいことですね。
低スペックのPCを操作することがないのと、それほど大規模なデータを扱う事が無いため個人的な恩恵は薄いので・・・
嬉しさ・・・★★
まとめ
以上がExcelの新機能です。
各機能の詳細を知りたい方は、最初にも書きましたがこちらのページをご覧ください。
関数の追加は嬉しいのですが、「こういうのが欲しかったー!」というような感動するような追加は個人的にはありませんでした。
ちなみにこれらの関数はOffice365に加入している方は2022年のアップデートから使えるようになっています。
すでに使用している方もいらっしゃるのでは。
画面構成がガラッと変わるような変更はないんだにゃ