Introduction
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加重平均とは、計算する場所それぞれに適した重さを付けて平均することです。
ここでは、難しい公式などは考えず具体例を元に簡単に説明していきます。
それぞれのデータの重さを考えて計算するにゃ
加重平均とは
加重平均とは、各データの重さに応じた平均を算出することです。
言葉だけの説明だと分かり難いですね。
下の画像をご覧ください。
男性の平均点が「50点」、女性の平均点が「70点」となっています。
では、「全体の平均点は?」と聞かれた場合どうしますか?
単純に考えると、2つの「50」と「70」を足して、2で割れば良さそうですね。
しかし、表をよく見ると「受験者数」に違いがあるのが分かります。
女性の受験者が「2人」なのに対して、男性の受験者は「5人」います。
そうなると、男性の点数を重く扱うべきですね。
そう考えると、下のように、それぞれの点数を掛け算して合計を出し、その点数を総数で割ることで正確な点数が表示されそうです。
このように、対象の場所の数値の重みを正確にしてから、平均を算出することを「加重平均」と呼んでいます。
今回は点数で説明しましたが、加重平均は様々な場所で登場します。
と覚えておけば良いでしょう。
【他の例】
下の平均取得価格を算出してみます。
- 商品A・・・50円 10個購入
- 商品B・・・60円 5個購入
- 商品C・・・80円 5個購入
この場合も、まず全体量を計算します。
- 50×10=500円
- 60×5=300円
- 80×5=400円
それぞれを足して、
- 500+300+400=1200円
これを総数の「3」で割り算します。
- 1200÷3=400円
ということで、平均取得単価は「400円」となります。
エクセルでの加重平均の例
では、実際に先ほどの例をExcelで計算してみましょう。
※コンピュータでの計算では掛け算は「×」ではなく「*」を、割り算は「÷」ではなく「/」を使用します。
- 掛け算・・・「*」
- 割り算・・・「/」
まず、算出するセルを選択して計算式の始まりである「=」イコールを入力します。
次に、それぞれのデータの全体量を算出します。今回の場合は点数の合計ですね、
=(C3*D3+C4*D4)
まで入力です。
紙で計算する時と同じく、「足し算・引き算」より「掛け算・割り算」の方が先に計算されます。必要に応じて括弧を使用します。
後は全体量で割り算します。
/(C3+C4)
を追加です。
【Enter】キーで確定すると結果が表示されます。
まとめ
「加重平均」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、普段使用していた計算式の中に加重平均が含まれている事もありそうですね。
ちなみに、今回のような「重み」を考えずに算出した平均は「単純平均」とよびます。
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