Introduction
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Wordで必要無いページが削除できない場合の対処法です。多くの場合は、改行が邪魔をしています。
その改行の削除ですが、表が最後に存在する場合や、セクション区切りを使用している場合など、状況に応じて操作を選ぶ必要があります。
印刷しない最後の空白ページが消えない時の参考にしてください。
通常、余計なページを削除するには、改行マーク(段落記号)を削除すれば良いですね。
しかし、この改行マークが削除できない場合の説明です。
最後の空白ページが印刷されているとがっかりするにゃ
余白を狭くする
最後のページの段落記号が削除できない場合、その状況に関わらず解決する簡単な方法は、下の余白を狭くして、文書部分を広げてあげることです。
[レイアウト]タブ → [余白] → [ユーザー設定の余白]をクリックして、
[余白]の「下」の場所の数値を小さくしましょう。
1枚だけの文書なら、この方法が1番だと思います。
問題なのが複数ページある文書の場合です。他のページにも余白の設定が影響してしまうので、全体のレイアウトが崩れてしまいます。
セクション区切りを使用すれば何とかなるのですが、ここではもう少し簡単な方法を紹介します。
表が1番下にある場合
下の図のように、表が、用紙の1番下に存在する場合、
次のページの段落(改行マーク)が削除できない事があります。
ここで大切な事。
これは覚えておきましょう。その段落に文字が存在するかどうかは関係なく、とりあえず1段落が必要になります。
※表の設定を変更することで対応できますが、それは最後に説明します。
そうなると、その段落を何とか1ページ目に移動する必要が出てきます。
次から説明する2つの方法が、その段落を調整する方法です。
最後に説明する方法は、表の設定を変更して対応します。
作成している文書に応じて作業を選ぶ必要があるので参考にする場所を選んでください。
文字サイズを縮小する
とにかく急いでいる場合におすすめです。
文字サイズを縮小することで、段落の幅を狭くして、前のページに移動します。
まず、削除できない段落記号の場所をクリックします。
[ホーム]タブ → [フォント サイズ]ボックスをクリックします。
この場所は一覧からだと「8」までしか選ぶことができませんが、自分で入力することで「1」まで指定できます。
ということで、「1」と入力します。
これで段落の幅が狭まり、それと同時に前のページに移動してくれます。
表と余白の間が狭い場合は、これでも段落が前のページに移動しない場合もあります。
そんな時は次に説明する「段落幅を固定して狭くする」を参考にしてください。
段落幅を小さくする
文字サイズを小さくしても、行間の設定があるので段落を最小幅にはできません。
こちらの方法だと、ぎりぎりまで幅を狭くすることができます。
削除できない段落の場所をクリックしたら、
[ホーム]タブ → [段落]起動ツールをクリック。
表示された[段落]ダイアログボックスの[行間]を「固定値」に変更して、[間隔]を「1pt」に変更します。
拡大するとこんな感じ。
これで、行間が「1pt」、つまり1行が「0.035mm」まで狭くなります。
下の画像は、先ほどの文字サイズを「1pt」に設定したものと、行間を「1pt」に固定してものを並べたものです。
※「500%」に画面を拡大しています。
文字サイズ「1pt」 | 行間「1pt」 |
行間を狭くしている方が上に位置していますね。
つまり、それだけ段落の場所を必要としないことになります。
これでも段落が1ページ目に移動しない場合は次の方法です。
表の折り返しを変更する
表と下の余白の間に、まったく隙間が存在しない時におすすめな方法です。
表のみの設定を変更するだけで済むことも利点です。
表の中で右クリックして、一覧から[表のプロパティ]を選びます。
表示された画面で、[文字列の折り返し]を[する]の方をクリックして[OK]を押します。
これは、表の周りに文字を入力することができるようにする設定です。
ここでは、表が紙から浮くイメージを思い浮かべると良いかもしれません。
紙から浮いたということで、表で必要となる最後の段落が必要なくなったということ。
これが1番美しい対処法の気もしますが、問題もあります。
表の高さの分だけ下に存在した改行が上に移動することになります。
そのため、ページ数が多い文書の場合は、それ以降のレイアウトが崩れてしまうことに注意しましょう。
直前にセクション区切りが入っている場合
ページの最後に表が存在しないのに、最後の改行が消せない場合があります。
そんなときは、「セクション区切り」が存在しているかもしれません。
セクション区切りとは文書のまとまりを分ける区切りのこと。
段組みの設定が残っていたり、他の人が挿入したセクション区切りが残っている可能性があります。
セクション区切りを表示するには[ホーム]タブ → [編集記号の表示/非表示]をクリックします。
拡大するとこんな感じ。
前のページの最後に、下のような「セクション区切り」という場所が表示されたら、これを削除することで次ページの最初の段落が消せるようになります。
削除するには「セクション区切り」の前にカーソルを移動して、【Delete】キーを押します。
これだけでセクション区切りが削除されます。
文書中で必要なセクション区切りの可能性もあるので、全体の体裁が崩れていないか確認しましょう。
まとめ
最後の改行が削除できない場合の原因をいくつか紹介しました。
やはり、表作成後の段落が次ページに移動してしまっている事が多いのではないでしょうか。
業務によっては頻繁に起きる事だと思いますので覚えておくと便利だと思います。
印刷前に余計なページが入っていないか、ページ数を確認したいところだにゃ